2021/07/30
こんにちわ
愛媛県、松山市の漢方自然薬わかまつ
不妊、ダイエット、健康相談のカウンセラー、新岡和哉です
妊活中の皆さんならご存じと思いますが、
来年4月から不妊治療の保険適応化が予定されています
人工受精、体外受精は保険適応に間違いなくなりそうですが・・
治療内容の検査、技術すべてが保険適応になるわけでない
Ａ（強く推奨で人工受精と体外受精が含まれている）
Ｂ（推奨）
Ｃ（考慮されるが適応は難しい）
とレベル分けされていて、レベルＢまでは適応になりそうです
この適応の判断基準は
クリニック・治療施設ごとに治療の技術に大差がない治療
妊娠するに至るに効果的だと思われる治療
この2点が重要視されているみたいです
レベルA（適応を強く推奨で検討中）
・体外受精
・人工受精
・勃起障害を伴う男性に薬物療法
レベルB（推奨）
・2度続けて流産した女性を対象に流産回避を目的におこなう着床前検査
・射精障害の男性の抗うつ剤治療
レベルCの考慮はされているが、適応が見合されそうなものが
・子宮内細菌を調べる検査
・受精卵の成長を専用の装置で連続撮影して妊娠に確率の高い受精卵を選択する治療
この中の適応が推奨されているレベルBで注目は
「2度連続して流産した女性の着床前診断」
体外受精で得られた受精卵の細胞の一部を取り、染色体に問題ないか調べる検査です
移植に適さない受精卵をはねることが出来るので、妊娠率の高い的確な胚の移植が出来るのがメリット
受精卵は胎児になる部分と胎盤になる部分に分かれるので、胎盤になる部分の細胞を採取して調べるのですが、
デメリットは受精卵には多少のダメージがあること、
正常な染色体細胞と異常な染色体細胞が混在するモザイクというものもあり
モザイクでも正常な染色体をもつ細胞が多い場合は妊娠出来る可能性もあり、
そこの判断は難しいなどの課題もないわけではありません
レベルCの「考慮はされているが、適応が見合されそうなもの」ですが・・
注目したいのが・・受精卵の成長を専用の装置で連続撮影して妊娠に確率の高い受精卵を選択する治療
これはタイムラプスインキュベーターという培養している患者様の卵を一定時間ごとにカメラで撮影し、分割の様子をモニターで動画のように観察できる最新型の培養器が使われます
受精卵の培養では、体内の環境と同じように、一定に保つことが大事なんですが、
受精卵を培養するにあたって、培養庫から取り出して胚を観察するたびに
「温度」「明るさ、光」などの変化、外的因子が胚へのストレスになるのではないかという問題点がありました
しかしタイムラプスは卵を取り出さずに負担をかけることなく観察を行うことが可能であり
胚を一定の環境で培養し続けれること
それだけでなく連続して胚の写真を撮影しモニタリングして生育段階は的確なのかを
培養士のスキルとAIによる解析をあわせて精査して
生育のスピードなどからも良好胚を選別して移植できる（ダメはものは省ける）
培養条件が最良に出来て、的確な胚を判断できるというメリットです
ただ、現在どこのクリニックもが導入している機器ではなく
費用は高額になりますが、
タイムラプスを導入しているという点は体外受精に進む場合の判断材料でも知っておいてもらうといいでしょうね
どの医療も日進月歩で一昔前では考えれないもので、生殖医療の進歩は目覚ましいですが、
妊娠するための決め手は皆さんの自分自身の体になります
いろんな事を調べる技術や治療の方法は進んでも、
卵子、精子の質そのものをよくしたり、
良好な子宮内膜を形成するための体つくりは皆さんが日々やっていかないといけない
治療が保険適応になることで、経済的に不妊治療が余裕もてるようになることで
医療ではできない分野の漢方などによる体質改善にも費用がまわせるようになれば
我々のような漢方相談薬局でのカウンセリングを受け、妊娠しやすい体つくりもしてもらえ
クリニックの医療と相乗効果で不妊に悩む人にとっても良い流れになっていくことを望んでいます
これを読まれている子宝を望む方にコウノトリがやってきますように・・
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