2021/11/12
ブログご覧いただきありがとうございます
愛媛県、松山市の漢方自然薬わかまつ
妊活、妊娠しやすい体つくり、ダイエットの漢方カウンセラー、新岡和哉です
何故、現代は昔に比べると不妊で悩む人が増えたのでしょう?
その昔の日本は兄弟が6人も7人もという家はたくさんあったし
戦後もベビーブームといわれた時代がありました
「そんな事を考えるより、どうしたらいま、妊娠出来るかの方が大事」・・と
妊娠を望んで、いま頑張っている方たちは思われるかもしれないですね
でも、ここを考えることで、不妊になる原因が見えてくると
「妊娠しやすい体つくり」の道筋も見えるもので、ひとつ最後まで読んでください
まず、妊娠するために必要なのは
①質の良い卵子と質の良い精子
②両者が出会えること
③着床に適した良い子宮内膜
この3つです
その昔、昭和以前の時代は女性は社会に出て働くよりも
20歳そこそこで結婚して家庭に入り、子供を産むという風潮の時代でした
当時の平均初産年齢が20代前半だったのが、
この30~40年で女性の社会進出が進んで、晩婚化して
今では30歳前後が平均初産年齢になっています
この10年の差が大きいのです
仮に12歳で初潮が来た女性A子さんが20歳で結婚して妊活したとします
初潮から8年で、単純計算で96回の月経を経験してから妊活を始めることになります
B子さんは29歳で結婚、即、妊活はじめたとして
A子さんより9年分108回月経をこの間に経験した上で妊活に入ることになります
実はこの月経経験回数というのが、妊娠しにくくなる一因になりうるんです
そもそも月経(生理)とは
妊娠するために身体は、受精卵が着床する子宮内膜を作りますが
妊娠がなかった場合、それを剥して体の外に流し出して子宮内を更地にします
その排出が月経(生理)で、見た目には血ですが、内膜の組織(経血)なんですね
これがすべて、綺麗に外に流し出されたら問題ないのですが、
子宮頸管という狭い道を通り出ていかないといけないので、
経血が固まり気味だったり、ドロドロ気味だと
出口で渋滞がおこり、後から後から剥がれてくる経血が逆流を起こしてしまうのです
逆流した経血は、卵管や卵巣へと流れて、卵管や卵巣の組織に付着
これがただの血液ならまだいいのですが、
子宮内膜だったものだから、ホルモンの影響を受けると、
そこで増殖してしまうことがあるんです
これが 子宮内膜症 です
子宮内膜症は卵管を狭くしたり、ピックアップ障害をおこしたり、排卵を妨げたり
卵子と精子の出会いの妨げに関わり
不妊の原因の50%は子宮内膜症が関係していると言われています
この逆流がおこる機会が多いほど、子宮内膜症をおこすリスクが高くなるわけで
妊娠をめざす年齢が遅くなるほど、この逆流機会が増えるので
不妊になる要因が増してしまうんですね
そこへもうひとつ後押ししたのが昔との食生活の変化
動物性脂肪、とくに乳製品を日本人は昔と比べて多く食べるようになり
逆に野菜の摂取量は減り
血液が粘質(ドロドロ)になりやすい食生活に・・・
食生活事情の変化も経血の逆流がおこりやすく、
子宮内膜症をおこしやすいものになってしまいました
さらに年齢を重ねるごとに 卵子の質も落ちていきます。
しかも社会に出て独身で結婚まで働いている時代は
ほとんどの女性(男性も)が仕事や自分の好きなことをするのを優先したライフスタイルになりますから
身体的には食生活もライフスタイルも不養生な生活になる人が多いと思います
不養生をすると、血液の流れも悪くなったり、栄養の偏りも出てきます
そうすると、なお、経血の逆流は起きやすくなり
そういう月日の積み重ねがジワジワと不妊の土台を作り上げていきます
女性が社会に出て、生きがいをもって働くことはいいことだけど
20歳から25歳が最も妊娠しやすい時期をはずした上に
その間も月経は毎月あり、
しかも体にとっては不養生がちに、その期間過ごすから、なお悪条件になる
いま不妊で悩んでいる方たちは、今頃になってそんな話聞いても
どうせ、聞くなら20歳くらいに時に教えてくれと言われるでしょうね
(正直、学校教育でこういうことを教えていってほしいと思ってます)
そうすれば、女性の皆さんも20代でやりがいある仕事につき、晩婚になったとしても
月経のことを意識して体に気をつける生活をしただけでも違ったんじゃないか
今更言われても遅いわ・・と皆さんも思うかもしれませんが・・
でも、それは気がついてからでも決して遅くはないんです
いまも毎月月経は来ていますが、
少なくともこれ以上逆流をおこさせないように、経血の流れの改善をしていくことはできます
妊活では多くの方は、いろんなサプリを飲んで、体を良くしようとされていますが
月経痛や経血の固まりがあっても意外に気にされてなく
当店でも不妊相談に来られる方のほぼ95%が子宮や卵巣への血流が悪く
ここの問題は放置状態だった方が多いのです
しかし、こここそが不妊の原因の温床になっているところ
そして漢方の妊活(妊娠しやすい体つくりの治療)ではもっとも大事に考えるところです
経血をドロドロにしないように、
口に入れるものを気をつけていってもらう事も大切ですし、
それだけでは追いつかない方は、そういう治療に特化した専門的な漢方も検討してください
(ここは漢方相談のアピールになりましたが・・お許しを)
個々の方で妊娠しにくくなっている原因は違いますが、
30代前後のまだ若い方の不妊は血液の逆流で起きる子宮内膜症が影を落としていて
そこに年齢とともに卵子の質が落ちていくことが、さらに妊娠しにくい状態にしている
いま日本で不妊で悩む人が増えているのはこういう状況だと思います
これを読まれている子宝を望む方にコウノトリがやってきますように・・
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